ウィルスや感染症

妊娠中の結核の影響

最近かぜのあとのせきがとれないので、内科に行って精密検査を受けたら、結核と診断されました。妊娠をこのまま続けることができるでしょうか。また、子どもを産んだ場合の授乳は、どうしたらよいのでしょうか。

回答者

住吉 好雄
横浜市立大学医学部産婦人科客員教授

平原 史樹
横浜市立大学大学院医学研究科生殖成育病態医学教授

肺結核が妊娠・分娩に及ぼす影響については昔から数多くの研究があり、妊娠中の肺結核は約84%は不変、9%は改善、7%が悪化、と妊娠と結核の悪化は関係ないとされています。
現在肺結核の治療は化学療法が基本となっていますが、抗結核剤のストレプトマイシンは胎児の聴神経障害の危険があり使用されません。
リファンピシンも四肢奇形、中枢神経障害の報告があり、器官形成期には使用を控えたほうがよいと思われます。結核菌を排出している場合は直接授乳は控えることになります。

(参考文献)Women'sHealth呼吸器疾患、p.111日本母性衛生学会編、南山堂

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