ウィルスや感染症

水ぼうそうになったころ妊娠したが

水ぼうそうになったころ、ちょうど妊娠してしまいました。1度流産しているので、今度はぜひ赤ちゃんがほしいのですが、あきらめたほうがよいのでしょうか。現在のところまったく異常はありません。

回答者

住吉 好雄
横浜市立大学医学部産婦人科客員教授

平原 史樹
横浜市立大学大学院医学研究科生殖成育病態医学教授

妊娠初期に水痘(水ぼうそう)に罹患した母親から異常児が生まれる頻度は0~9.1%の範囲で、平均3.3%となっています。
先天性水痘症候群の頻度の高い症状は皮膚の瘢痕形成とそれにともなう形態異常で、次に多いのは白内障、脈絡網膜炎、小眼症など目の異常とされています。
これについで四肢の形成不良、精神発達障害の報告も見られます。
感染の時期は妊娠5~19週で20週以後の例はほとんどないとされています。
しかし20年間に37例の報告しか見られていませんので、その頻度はかなり低いと考えられます。妊娠初期の水痘はしばしば重症になるといわれていますので、現在のところ異常はないとのことで安心ですが十分注意してください。
水痘の既往があれば、100%免疫があると考えてよく、既往のない人でも70%以上は抗体を有しているといわれ、わが国では免疫のない妊婦は10%以下といわれています。
あなたの血清抗体価がどのようであったかわかりませんが、前記のように胎児の異常もきわめてまれなものなので、いますぐあきらめずに主治医と相談して様子を見られてはいかがかと思います。

(参考文献)日母研修ノートNo.47妊娠とウイルス感染、p.71~74

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