胎児の状態

胎児の状態を調べる検査法

胎児の状態を調べるための検査にはどんなものがありますか。それらの検査で胎児のうちから異常が見つかったりするのでしょうか。

回答者

宮原 忍
日本子ども家庭総合研究所客員研究員

電子機器が開発されるまでは、子宮の大きさから胎児の大きさを推定し、また、産科用の聴診器で赤ちゃんの心音を聴いて、赤ちゃんの状態を間接的に知る程度のことしかできませんでした。
心音を聴くことができるのは、妊娠中期になってからなので、胎児から得られる情報はきわめて限られていました。
赤ちゃんの骨がつくられるようになると、X線検査で見えるようになりますが、この検査は赤ちゃんに異常が疑われる場合に限って行われます。

超音波(人間の耳に聞こえない周波数の高い音)を用いることができるようになってからは、ドップラー法を応用して胎児心拍を早くから検出でき、赤ちゃんの健康が早期から確実に把握できるようになりました。
超音波断層法では、赤ちゃんの大きさや、形だけでなく、動く様子まで見ることができます。

また、赤ちゃんの心電図をとったり、赤ちゃん由来のホルモンなどをママの血液から検出して、健康状態を判定したり、場合によっては、羊水を採取したり、子宮の中に管を入れて中を見たり、現在は赤ちゃんを調べるためには、ここに書ききれないほど多くの方法が開発されています。

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