おっぱいとミルク

おっぱいをうまく吸ってくれない

産後3日目になって母乳が出始めました。ところが今度は、赤ちゃんがうまく吸ってくれません。

回答者

堀口 貞夫
主婦会館クリニック所長

堀口 雅子
女性成人病クリニック、主婦会館クリニック

おっぱいを吸うという行動は、赤ちゃんにとってもはじめてです。
明るく騒がしいところで少し戸惑っているのかもしれません。
しかし、赤ちゃんがうまく吸ってくれないと、ママはとても心配です。
やっと乳首を含ませたと思ったら眠られてしまったり、または身をのけぞらせていやがったりされるとかなりのショックで、ママまで泣きたい気分になってしまいますね。

赤ちゃんは、病気でなくてもおっぱいを飲まないときがあります。
生後2~3日ごろはまだ、お産時の疲れ(お産は赤ちゃんにとっても大変な体験ですから、ママと同様に赤ちゃんも疲れているのです)が残っていたり、生理的黄疸が出始めてきているためか、授乳時間がきても眠ってしまっていることがよくあります。
さらに、ママに抱かれると、胎内に戻ったように安心してしまうのか、少し吸ってはウトウトするのを繰り返しがちです。
こういうときには、ほおを軽くつついたり手足をさわったりして少し刺激しながら飲ませてみましょう。
また、あまり無理をせずに眠ったら寝かせてみて、すぐに泣きだしたらまた吸わせましょう。
赤ちゃんによっては、哺乳びんの乳首のほうが簡単に乳汁が出てくるのを知ってしまうこともあるのです。
まだ3日目ですから、これから赤ちゃんとの根くらべです。

一方、ママのほうは産後3日目くらいになると、乳房が張ってきて乳首のまわりがかたくなってきていませんか。
そうであれば赤ちゃんにとって吸いにくいおっぱいになっている可能性があります。
ママの乳首がやや短めですとその傾向が強くなります。
乳輪部をマッサージしてやわらかくなったおっぱいは、赤ちゃんにとって吸いやすく、また、乳汁が出やすくなっているので吸い続けてくれるでしょう。

赤ちゃんにおっぱいを飲ませる──。
慣れればなんでもないことなのに、最初のうちは意外と手こずるものです。
でも、大丈夫です。
赤ちゃんは子宮の中で指をしゃぶったり羊水を飲んだりして、おっぱいを吸う練習をしてきています。
何度も授乳を繰り返しているうちに少しずつ慣れてきて、ママも赤ちゃんもコツをつかんでじょうずになります。

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