日常生活(産後)

ガードルよりもさらしが効果的か

出産後おなかを引きしめるために、産後用のガードルを使用するつもりで購入していたのですが、出産した病院では、さらしがよいといってガードルを使わせてくれません。やはりガードルよりもさらしの帯のほうが効果があるのでしょうか。

回答者

堀口 貞夫
主婦会館クリニック所長

堀口 雅子
女性成人病クリニック、主婦会館クリニック

産後に腹帯を使用する目的は、
①妊娠末期から分娩時にかけて弛緩した骨盤の靱帯を支持し動作を軽快にする、
②正しい姿勢の保持に役立ち、腰椎への負担を軽くし、腰痛の防止に役立つ、
③弛緩した腹壁を引きしめて美的外観をよくする、
④保温、等です。

お産後1週間くらいは、汗腺の機能がさかんで、汗をかきやすいので、吸湿性がよくむれないさらしが適しています。
また産後まもないころは腹囲が大きく動作も少ないので、下腹部にしっかり巻き、腹壁の支持ができれば目的にかなっていると考えられます。

出産後のたるんでしまったおなかを引きしめるために、早い時期からガードルやウエストニッパーでおなかやウエストをきつくしめつける方がいますが、これはやめてください。
なぜかというと、出産によって骨盤底筋肉群(骨盤の中にある膀胱や尿道、子宮や腟、直腸や肛門を支えている筋肉や靱帯)は、ゆるんだりたるんだりして傷んでいます。
この筋肉群の回復を待たずに産後早い時期からおなかをしめつけますと、おなかの中の内圧が上がり、圧力の逃げ場がなくなって、弱くなっている骨盤底に負担がかかり、結果尿がもれたり、子宮や膀胱が下がってきてしまうからです。
それで産後1か月健診を過ぎてから、産後用ガードルを使用するようにしている病院もあるのです。

さらしとくらべてガードルはずれにくく、からだにフィットして外観をすっきり見せてくれますが、くれぐれもしめすぎないように注意して使いましょう。
産後の体型が気になる方は、産褥体操を行うほうがより効果的です。

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