運動

マタニティスイミングをしたほうがよいか

私はほとんど泳げないのですが、近くのプールでやっているマタニティー・スイミングのパンフレットを見ると、妊娠してからでも水泳を習うことによって、安産ができると書いてあります。できれば水泳をやったほうがよいのでしょうか。

回答者

木村 好秀
日本保健医療大学客員教授

妊娠中のスポーツの有効性の中で、マタニティスイミングは最も評価の高いものの一つといえましょう。
その理由は、わが国でマタニティスイミングが行われるようになってすでに三十数年の歴史があり、多くの妊婦さんが参加してさまざまな医学的な検討がされてきた実績があるからだといえましょう。

妊娠しますと、妊娠経過にともない肩こり、腰痛、関節痛、筋肉痛、手のしびれ、疲れやすい、頭痛、便秘、静脈瘤、痔などさまざまな不快症状(微症状)に悩まされることがあります。
これらはおなかの赤ちゃんの成長にともなって子宮が増大することや、代謝・内分泌系の影響もあります。
それと人間は直立した動物であるため、絶えず重力を受けることも原因になります。
妊婦がプールに入りますと、浮力により体重は9分の1くらいになって軽くなり、しかも背骨を水平に伸ばして自由に手足を動かして重力から解放され、さまざまな不快症状が軽快していきます。

私の経験では、一度もプールに入ったことのない妊婦さんでない限り、妊婦さんはたしかに浮きやすく簡単に泳げるようになります。それと妊婦水泳はお互いに競うことがまったくなく、一年中適切な水温(約30℃)と室内温度(約30℃)で楽しみながら出産に向けての呼吸法、補助動作も覚えられ、仲間づくりもできおすすめできるスポーツだと思います。

いずれにしろ、スポーツを始めるときには、主治医に相談して許可をもらう必要があり、その開始時期は通常は妊娠16週以降からです。

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