見守りたい健やかな成長

よろよろ歩きとがに股が心配

歩くとき、よろよろしているうえ、ひどいがに股です。
歩き始めて2か月もたっているのにと思うと、心配でたまりません。

回答者

榊原 洋一
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科人間発達科学教授

まだ歩行を開始し始めたばかりの赤ちゃんの歩き方にはいくつかの特徴があります。
まず第1にすぐにころんでもいいように、上肢を半分バンザイした姿勢(ハイガード姿勢といいます)で歩くことです。
こうしておけばころんだときに、すぐに手が前に出て頭や顔を床に打ちつけないですみます。
さらに、歩行を安定にするためにがに股で、両足の間隔を広げています。
こうしておけば底面積が広くなり、少しぐらい上半身が不安定になってもころびません。
私たちにはころびそうになると、ころびそうな方向に素早く足を出して安定を保つステッピングという反射がありますが、赤ちゃんのステッピング反射はまだ反応がおそく、そのため歩行はふらふらとしています。
バランスをくずせば、大人のように踏ん張ったりせず(できず)、すぐにしりもちをついてしまいます。
でも、足の短い赤ちゃんは、おしりの位置がもともと低いので、ケガをしません。

このように赤ちゃんはまだまだ不得意な歩行を、いくつかの安全装置つきの状態で練習し、しだいにじょうずな歩行を学習していくのです。
この時期の赤ちゃんは皆がに股傾向ですが、背が伸びるに従って直ってきますので、がに股についても心配ありません。

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