子どもと病気・薬の知識

はしかの潜伏期にワクチン接種を受けた

はしかのワクチン(MR)の予防接種を受けたあと、いつもいっしょに遊んでいた子がはしかになったことがわかりました。
うちの子がはしかになったら、よけいに重くなりませんか。

回答者

平山 宗宏
日本子ども家庭総合研究所名誉所長

はしかは、高熱、発疹というはっきりした症状を出す前からまわりの人にうつる性質があり、熱の出る前の鼻水やくしゃみの出やすくなる時期が最もうつりやすいとされます。
したがってご質問のお子さんがはしかのワクチンを受けたときと遊び友だちのお子さんがはしかと診断された時期とのかねあいで、ワクチンが効いてうつらずにすむか、予防接種が間に合わずにはしかにかかってしまうかが決まるといえます。
一般的にいえば、はしかにうつる機会の直後までにワクチンがしてあれば、発病が防げると考えられます。
自然感染でからだに入ったはしかウイルスよりも注射されたワクチンウイルスのほうが早く増えて免疫をつくってくれれば、発病が防げることになるからです。

しかし、予防接種が間に合わずに自然のはしかが発病してしまったとしても、それがはしかの症状を重くすることはありません。
ただし、自然感染のはしかは、肺炎や脳炎などの重い合併症を起こす可能性があります。
したがって、予防接種が間に合わずに自然はしかが発病した場合には、一定の確率で重くなることがあるわけですが、ワクチンがしてあったために重くなるということはあり得ません。

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