子どもと病気・薬の知識

発疹とは

乳幼児には、発疹の出る病気がたいへん多いと聞きます。
①発疹とはどういうものですか。
皮膚にぽつぽつができたり、赤くなったりするのはすべて発疹ですか。
②発疹と湿疹はどう違うのですか。
③発疹の性質によって、病気を見分けることができますか。

回答者

横谷 進
国立成育医療研究センター生体防御系内科部部長

①発疹とは?
皮膚に起こったさまざまな異常が発疹と呼ばれています。
赤みを持った点状・斑状・網目状のもの、盛り上がっているものと平らなもの、水疱を持つもの、などさまざまです。
しかし、皮膚への外からの直接の刺激が大きくかかわって成り立つものは含まれません。
たとえば、切り傷や注射のあとはもちろんですが、おむつかぶれやカンジダ性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などは発疹に含まれません。
また、生まれつきの皮膚自体の異常、たとえば血管腫(赤あざ)や色素性母斑(ほくろ)なども発疹とはいいません。
発疹は、いってみればからだの内部に起こった変化の皮膚へのあらわれです。
したがって、発疹かどうかは外観とともに成因(原因)によって決まるので、知識と経験がないと正確には判断できないことになります。
発疹を起こす原因には、ウイルス、細菌などの感染(発疹症)、薬物(薬疹)、膠原病やアレルギーなどがあります。

ただし、発疹とそれ以外の皮膚の異常は必ずしも明確に区別されているわけではないので、専門家でないかぎり名称にはあまりこだわらなくてもよいと思います。

②発疹は湿疹とは違う湿疹は、それができやすい体質も多少ありますが、おもに外からの刺激によってできる皮膚病ですので、発疹とは違います。

したがって、湿疹に対しては原因になっている刺激をなるべく軽くし、清潔や軟膏などの外用薬によって有効に治療することができます。

③発疹は病気を見分けるのに役立つ発疹は原因となっている病気によって、いろいろな特徴を持っています。
発熱などのほかの症状も合わせると病気を見分けられやすくなります。

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