遊ぶ・学ぶ・身につけたい生活習慣
おもちゃの選び方
幼児のおもちゃを選ぶとき、いちばん大事なのはどういうことですか。
回答者
栗原 佳代子 日本子ども家庭総合研究所嘱託研究員、愛育病院心理福祉室非常勤心理相談員 |
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お子さんがさわりたくなるもの、それがおもちゃです。さわり、いじり、自分の思うようにやってみて、世界を知っていくのです。
ですからお気に入りのものが安全であるなら遊ばせてあげたいですね。
では、おもちゃを選んであげるときにはどんなことに気をつければよいでしょうか。
まずは年齢や発達段階に合ったものです。
初めは見たり、触れたり、音を楽しみます。
やがて握り、投げ、振り、口に持っていきます。
ですから安全で、洗ってきれいにできるものがよいでしょう。
1歳くらいではおもちゃで友だちと遊ぶことはできませんし、遊びを発展させることもできません。
あまり長続きはせずに、次々といろいろなおもちゃにさわっていきます。
2歳ごろは自分でやってみようとします。
電車を走らせたり、大人の動作のまねをして電話ごっこなどもします。
簡単なボール遊びもできるようになります。
3歳になりますと日常生活を再現したりいろいろなものをドッキングして遊びが豊かになります。
乗り物に駅や街ができ、おままごとや人形ごっこをします。
ですから決まった使い方しかできないものでなく、遊びに変化がつけられ幅広い年齢で遊べるようなおもちゃがよいと思います。
STマークは日本玩具協会が構造、材質、表示など安全基準に適合していると認めたものですので、参考にされるとよいでしょう。