気がかりな生活習慣・しつけのポイント
子どもにとってのおもちゃの意味
両方のおばあちゃんがかわるがわるおもちゃを買ってきて、うちはおもちゃであふれています。あんまりおもちゃがありすぎても子どものためによくないのではないでしょうか。
回答者
衛藤 隆 日本子ども家庭総合研究所所長 |
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おもちゃにすぐにあきがきたり、ぜんぜん見向きもしないおもちゃがあるということは、必ずしも子どもにとって幸せな状況ではないと思います。
反対に、あまりおもちゃがなくても、気に入った同じおもちゃで繰り返し繰り返し遊ぶことで、新しい遊びを発見し、もっと遊びの質が深くなっていくことはあると思います。
そういう意味ではある程度、限定した、好きなおもちゃとつきあうということは、幸せなことかもしれません。
両方のおばあちゃんから、あふれるほどのおもちゃをプレゼントされるということですが、子どもにとっておもちゃとはなんだろうかということを、もう少し考えてみる必要があるのではないでしょうか。
おもちゃは、おもちゃやさんで売っているものだけではありません。
新聞紙をびりびり破いてみたり、おふろの中でタオルのタコ坊主をぷくっとつくることも、子どもにとっては十分に楽しめるおもちゃなのです。