子どもと病気・薬の知識

アトピー性皮膚炎の経過

アトピー性の皮膚炎で治療しています。
アトピー性皮膚炎をきっかけとしてぜんそくや鼻炎に続いていくとよく聞きますが、ぜんそくに移行しないようにする手だてはないものでしょうか。
どんなことに注意すればよいでしょうか。
食生活にも注意が必要ですか。

回答者

鈴木 五男
すず木こどもクリニック院長

乳幼児のアトピー性皮膚炎の4分の1が気管支ぜんそくになり、さらに年長になるに従ってアレルギー性鼻炎へと移行していくことをアレルギーマーチといいます。
しかしすべての患者さんが同じような経過を進むわけではなく、アトピー性皮膚炎やぜんそくのみの方もいます。

ほかのアレルギーに移行しないためには以下の対策がすすめられています。
アトピー性皮膚炎の原因がはっきりしている場合は、まず原因を食べない、近づけないことです。
抗原となっているものを摂取しないようにしておくと、新たな抗原の感作(生体に抗体をつくりアレルギー症状を起こしやすい状態)が起きにくくなり、その結果別のアレルギーの病気が出にくいといわれています。
次に薬による方法ですが、抗アレルギー剤というアレルギー反応を抑制するといわれる薬を服用していると、やはりアレルギーマーチが進みにくいといわれています。
なるべく長く服用しているとよいようです。

また環境についても注意すべきです。
たとえば喫煙やペットを飼うのをやめましょう。
ダニやほこりなど抗原になりやすいものをなるべく少なくしましょう。
よい環境づくりがアレルギーマーチを進展させない基本となります。

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