気がかりな症状

いつも顔色が悪い

顔の色が青白く、子どもらしいつやがありません。
それに、よそのお子さんのようにあばれ回ることもありません。
どこか悪いのでしょうか。

回答者

榊原 洋一
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科人間発達科学教授

子どもの活動性には大きな個人差があります。
元気よくいつも動き回っている子どももいれば、静かであまりからだを動かすことを好まない子どももいます。
ある調査では、生まれて数か月から子どもの気性の差がすでに明らかだといいます。
ですから、あばれ回ることがないこと自体は、病的とは考えなくてよいと思います。

顔色も同様に個人差があります。
少し動き回るとすぐにほっぺたが上気して真っ赤になりやすい子どももいれば、あまり顔色にあらわれない子どももいます。
またアトピー体質の子どもは、目の下のくまが目立つ子どもが多いのです。

ただし1歳半という年齢は、軽い貧血がよく見られるときです。
鉄分の不足からくる貧血が多いので、もし心配なら小児科医にかかってください。
簡単な血液検査で貧血の有無や、貧血の種類がわかります。
もし鉄欠乏からくる貧血なら、鉄分の多い食べ物を増やしたり、鉄剤の服用で治ります。

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