気がかりな症状

上下のかみ合わせが気になる

上下のかみ合わせが反対のようです。
矯正のための治療をするのは、何歳ごろがよいのでしょうか。
また、健康保険を使えますか。

回答者

赤坂 守人
日本大学名誉教授

このようなかみ合わせの異常を反対咬合と呼びます。
反対咬合の原因には家族性に見られる遺伝的なものと、出生後のなんらか原因で見られる後天的なものとがあります。
後天的なものには、離乳から幼児初期の食べ物のかみ方が影響することがあります。
奥の歯が生える1歳6か月~2歳ごろには歯でつぶせるかたさの食べ物を与え、奥歯でかむ習慣がつくと、下あごが後退して正常なかみ合わせになります。
この時期に前歯で食べ物をかむ習慣が続くと反対咬合になることがあります。

出生後の原因による乳歯の反対咬合は、永久歯にかわるとき正しいかみ合わせに自然に治る可能性があるので、永久歯に交換するまで様子を見ます。
これに対し遺伝性が関係している反対咬合は、ほとんど自然に治ることはありませんので、比較的早い時期から治療を開始します。
それによって、もしも将来、本格的に治療することがあっても、治療上のさまざまなリスクが軽くすみます。

反対咬合でも微妙に個人差があり、また子どもによっては使用する装置への適応性が違いますので、小児歯科専門医もしくは矯正歯科医に相談されることです。
口蓋裂児の歯列矯正以外のすべての矯正治療は、保険が適用されません。

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