見守りたい健やかな成長

テレビと言葉の関係

テレビやビデオを見せているとおとなしくしているので、ついつい見せてしまいます。友人に「あんまりテレビばっかり見せていると言葉がおそくなるよ」といわれてびっくりしました。ほんとうでしょうか。

回答者


井口 由子
(財)児童育成協会こどもの城小児保健部部長

テレビやビデオは、子どもの目や耳を引きつける刺激に満ちています。
とくに1歳代後半には少しずつ内容を理解し始めますので、子どもも夢中で見ることがあるでしょう。
年齢に合った幼児向け番組は、映像や音楽を工夫してあるので、子どもにもよい刺激になります。
現代の生活では、大人もテレビで情報を得たり楽しんだりするのが習慣になっており、テレビのない生活をすることはむずかしいでしょう。
しかし、その悪影響も心にとめておく必要があります。

いちばんの問題は、テレビやビデオを一人で見ていると人とのコミュニケーションがなくなってしまうことです。
テレビやビデオは、一方的に刺激を送り、子どもはそれを受け取るだけの受け身のかかわりしかできません。
せいぜい自分でまねをしてみる程度です。
とくに1歳代の子どもは、言葉を覚えていく大事な時期です。
言葉は、自分の力でまわりのものにかかわって遊ぶこと、人と交流することの中で身につけていきます。
テレビやビデオばかり見せていると、言葉の発達がおくれることもあります。
一日のうちこの番組だけ、この時間だけ、というように決めて見せるのがよいでしょう。

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