家庭でのケア

高熱のときに水まくらは必要か

熱の高いときは水まくらをしていなくてはいけないのでしょうか。

回答者

横谷 進
国立成育医療研究センター生体防御系内科部部長

成人では発熱のときに水まくらや氷まくらをすると、気持ちが少しよくなります。
おそらく、乳幼児でも同じなのではないかと思いますが、どうも、水まくらの上にちゃんと頭を乗せていてくれる乳幼児は少ないようです。
それほど気持ちがよくないのかもしれません。
あるいは、動かないで寝ているほうが苦痛なのかもしれません。

最近、子どもの発熱には熱吸収シートを額に貼ることがしばしばあります。
熱吸収シートは、それ自体でからだの発熱を抑えたり、早く病気を治したりする効果はありません。
しかし、シートを貼られた子どもが、けっこうおとなしくシートを貼らせたままにしているところを見ると、少なくとも不愉快ではないようです。
どれくらい気持ちがよくなるのかはわかりませんが、本人がいやがらないなら貼ってあげて悪くないと思います。
水まくらも同じで、本人がいやがらなければしてあげたらよいと思います。
でも無理じいはしなくてよいでしょう。

ところで、なんのために水まくらをするのでしょうか。
頭だけ水まくらで冷やしても、からだの発熱をやわらげるほどの効果はないと思われます。
乳幼児の発熱の大部分はウイルスや細菌による感染症によるため、それらと闘うのに体温が高いほうが有利な場合もあるので、ぜひとも熱を下げなければならないわけでもありません。
ただ、発熱のためにぐったりしてとても辛そうであれば、体温を少し下げてあげることで、本人を楽にすることができます。
その目的のためには、頭よりも腋の下や首など、からだの中心部分を氷まくらやタオルで包んだ保冷剤入りまくらで冷やしてあげるほうが効果的です。

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