見守りたい健やかな成長

おむつはずしのポイント

排便、排尿の習慣には自然の発育段階があると思います。その各段階と、それに合わせた排泄の自立について教えてください。

回答者

横井 茂夫
横井こどもクリニック院長

『おむつはずしは、2歳過ぎ、2時間以上、2日間、2か月後の2が合言葉』。
一日でも早くおむつが取れればと思いがちですが、次の3条件を満たしてから始めましょう。

①じょうずに歩いて、かけだすこともでき始める。
②おしっこの間隔が2時間以上あくことが多くなる。
③言葉や指さしなどで自分の意志を伝えられるようになる。

一般に、この条件をクリアするのは2歳過ぎ、急いでつまずくよりも、少しおそめの開始が楽ですよ。

1.まず2日間、子どもをじっくり観察する
1日のうちでいつおしっこが出てくるのか、子どもの様子を観察します。
たとえば、遊んでいたのにふと動きが止まり、体をぷるっとさせたり、眉間にしわがよったり、表情がかわり、それからまた遊びだす。
そこでおむつを見ると濡れたばかりで、まだあたたかい。そんなことを繰り返すうちに「いましたな」がわかるかどうか。それがわかるようになるということは膀胱におしっこをある程度ためられるようになってきたことにもなります。
おしっこが出た瞬間がわかったら、「チッチ出たね」と声をかけながら、おむつがあたたかいうちに替えてやります。
これには排尿を意識させる効果もあります。
いつ出ているかわからないようであれば、2か月間あいだをおきます。

2.出そうかなのときに、トイレやおまるに誘う
おしっこがたまっていそうなときに、トイレやおまるに誘ってみましょう。
そしてもし、たまたま成功したらうんとほめましょう。2週間トイレ誘導を続けても、始めたときとほとんど状況がかわらなかったり、子どもがいやがったり、ママがストレスを感じるようなら中止しましょう。
中断した場合、子どもの成長を待って、2か月後にまたトライしましょう。

3.「出たあとに教える」を次の目標に
誘えばおしっこをしてくれるようになったら、次は、出たあとに教えてくれるようになること。「出た」と教えてくれたら、ほめましょう。おしっこが出た感じがわかりやすいように、布のトレーニングパンツや綿パンツを使ってみてもよいでしょう(効果には個人差があります)。

4.「出る」がいえるのを待つ
出る前に教えてくれるようになるのを待ちます。
排泄の予告ができて、トイレでおしっこができるようになれば、おむつはずしは完了です。
少しおくれて排便も教えるようになります。
この最終段階が長い子どももいます。
おむつはずしは、あせらず、叱らずがキーワードです。

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