からだとこころを育む
暗闇で寝るのをいやがる
電気を消して暗くして寝かせようと思っても、とてもいやがります。明るいのは安眠の妨害になりませんか。
回答者
衛藤 隆 日本子ども家庭総合研究所所長 |
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2歳といえばけっこう知恵がついているころですから、一度明るくして寝ることを覚えてしまえば、暗闇で寝るのをいやがることは十分あり得ます。
その状態がいつまでも続くことはないと思いますが、明るいこと自体が安眠の妨げになることもありません。
大人でも人によって、多少明るさがないと眠れない、逆に真っ暗でないと眠れないという人がいるのがいい例です。
とはいえどのご家庭にもそれぞれ生活スタイルがありますし、電気代もばかになりません。
こうした点からも、ぜひいまの習慣をやめさせたいとお考えなのであれば、だんだんに慣らしていくよりほかないでしょう。
「電気は消して寝ようね」と寝るときに話してきかせるとか、あるいは暗くした状態でいっしょに寝てやるとか、じっくり語りかけることが大事です。
最初の夜は泣いたりするでしょうから、そのときはあきらめて、また翌日試してみましょう。
赤ちゃんが安心して眠れることを最優先にしながら、何回かに分けて、辛抱強く気長にかまえることをおすすめします。