気がかりな症状と病気

うんちのときだけおむつにする

おしっこは教えてくれてトイレでできるようになったのですが、うんちのときだけカーテンのかげにかくれて、立ったままでおむつにします。どうしてでしょうか。気がついてトイレに連れていくと出ないのです。

回答者

横井 茂夫
横井こどもクリニック院長

うんちのときだけ隠れておむつにするというのは、便秘が原因かもしれません。
お子さんの左右の下腹部をさわってみてください。右側にはないかたまりが左側だけに触れます。これがうんちのかたまりなのです。出てくるうんちが太いので便秘と気づきにくいのです。

1.排便の意識的抑制
2、3日うんちが出なくて、うんちが太くかたくなり、排便のときに痛みがあるので意識的に排便をがまんするようになります。
便がかたいために排便をがまんし、さらに便がかたくなり、かたくなったので、またがまんするという悪循環で、巨大な立派なうんちとなります。
排便の失敗を強く叱りすぎたのがきっかけになることもあります。
便秘がさらに進むと、かくれて立ったままの排便やうんちのおもらしにつながります。

2.食物繊維の不足した食事→うんちの量の低下
便が太いのでママはうんちの量の低下には気づきにくいものですが、食事内容を調べると次のような特徴があります。
大好きなものは牛乳や甘いヨーグルトやアイスです。
食物繊維の多い野菜はきらいで、野菜を食べないのをママが心配して果汁100%の野菜ジュースを飲ませている例などです。
このような場合には、食事を和食系にしましょう。
主食は麦まじりの米飯で、副食には野菜を多くを心がけましょう。
とくに、食物繊維の多い食べ物としては、野菜サラダではなく、サツマイモ、カボチャ、ニンジン、枝豆、納豆、ソラマメ、トウモロコシ、のりなどです。おやつには、小豆、焼きイモ、リンゴ、バナナなどをすすめましょう。
うんちがかたくなる牛乳は少なくして無糖のヨーグルトへ、ジュース、アイス、甘いヨーグルトは極力控えて、果物そのものを食べるように。めん類好きには日本そばとスパゲティもおすすめです。

食事をかえて1~2か月ぐらいすると便秘が改善してきてトイレでうんちができるようになりますよ。
子どもによっては食物繊維の多い食事にして2週間はうんちの量が急に増加し、おなかが張って、食欲が低下し、便秘が一時的に悪化することもあります。
そのときは浣腸や便秘用の坐薬で早めにたまったうんちを出しましょう。
牛乳の飲みすぎは、便がかたくなり便秘は悪化します。
水分のとりすぎは成人では便意を起こさせますが、水分吸収のよい乳幼児では便秘になりがちです。
うんちをすることが気持ちのよい“快便”になるには、繊維の豊富な毎日の食事を心がけることがポイントです。

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