しつけのポイント

いたずらをどこまで許すか

「よその人に迷惑をかけてはいけない」となるとあれもいけない、これもいけないということになり、子どもをのびのびと育てられないように思います。子どものいたずらとか冒険心などとしつけの境界線をどう引いたらよいのでしょう。

回答者


井口 由子
(財)児童育成協会こどもの城小児保健部部長

最近は子どもが公共の場(電車や病院、レストランなど)でも自己中心的に振る舞う傾向が強く、マナーが乱れてきているので、「よその人に迷惑をかけてはいけない」とお母さんが意識するのはとてもよいことです。
しかし、一方、マンションなどに住んでいると、子どもの跳びはねる音も下の階に響くので、ささいなことにも気を使う、という家族も多いことでしょう。
人の評価を気にしすぎても、身動きがとれなくなります。

子どもは本来、思う存分からだを動かしたり遊んだりしたいものです。
いまこの場所では思う存分遊んでいい、このおもちゃなら散らかしてもいい、という「思う存分」の時間や場所をどこかでつくってあげるといいですね。
子どもは「遊んでいい」といわれるとうれしいものです。
しかし、3歳を過ぎると、がまんや順番を守ることも少しずつできるようになります。
「大きな音がすると、まわりの人がびっくりするからいけないよ」「ここでは、すわって待っていようね」などと、状況によっては、人はがまんをしなければいけないのだということを折に触れて教えましょう。
「人の迷惑になること」はいけないことですが、「よその人の目」があるからではなく、社会のルールとして身につけていくことが大切です。
人にはなんでもしていいときとそうはいかないときがあるという、生活の中のメリハリをそれぞれのお家でつくっていくとよいでしょう。

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