気がかりな症状と病気(感染症編)

川崎病

40℃もの高い熱が出て、目が赤く充血しました。川崎病らしいといわれましたが、川崎病の症状とはどういうものですか。

回答者

榊原 洋一
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科榊原研究室

川崎病は原因不明の発熱疾患です。

①5日以上続く発熱
②四肢末端の変化:[急性期]手足の硬性浮腫(こうせいふしゅ)、掌蹠(しょうせき)ないしは四肢先端の紅斑、[回復期]指先からの膜様落屑(まくようらくせつ)
③不定形発疹
④両側眼球結膜の充血
⑤口唇、口腔所見:口唇の紅潮、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤
⑥急性期における非化膿性リンパ節腫脹

という主要症状のうち5つがあれば確定診断されます。
こうした症状以外に、血沈亢進や血小板の増加といった検査所見、さらに心臓の超音波検査で心臓に栄養を補給している冠動脈のこぶが発見されることがよくあります。
原因はわかりませんが、こうした症状は全身の血管に炎症が起こっているからだと説明されています。

川崎病は冠動脈のこぶが原因でまれに命にかかわる重篤な合併症が起こりうるので、診断がつきしだい、細菌やウイルスを中和する抗体の働きをするγ-グロブリンを静注するγ-グロブリン大量療法を行います。

同時期によく見られている質問

戻る