気になる症状と病気

アトピー性皮膚炎

肌がかさかさして白くなり、いわゆる「はたけ」のようになっています。清潔にしたほうがよいかと思い、よく洗うようにしていますが、だんだん範囲が広がってきているようです。今のところ、痛みやかゆみはありません。皮膚科にかかったほうがよいでしょうか?

回答者

馬場 直子
神奈川県立こども医療センター皮膚科部長

「はたけ」と昔からいわれている子どもの皮膚病は、おもに6歳以下の幼児の顔に、粉がふいたような白っぽい斑が出るものをいいます。
今では、アトピー性皮膚炎の軽い症状の一つと考えられており、いわゆる乾燥肌で出てきます。

そもそも幼児期の子どもの皮膚は、皮脂と呼ばれる脂の分泌が生涯でもっとも少ない時期なので、皮膚の表面がかさかさと乾燥しやすいものなのです。
ましてやアトピー性皮膚炎の子どもの皮膚は、生まれつき乾燥しやすい性質であるため、幼児期はより極端に乾燥することになります。
すると、皮膚のもっとも外側の層である角質層に乾燥による亀裂ができ、毛羽立って剥がれやすくなります。
皮膚の表面に剥がれかかった角質層が毛羽立った状態でついているのが、この白っぽい粉ふきいものように見える状態で、いわゆる「はたけ」です。

改善させるには、乾燥させたままにしないこと、つまり保湿剤を塗って皮膚の表面を潤わせることです。
入浴後や朝の洗顔後などは、ただでさえ少ない皮脂がいっそう流れ落ちてしまいます。白くかさかさしているところには、すべて保湿剤を塗るといいでしょう。
市販の保湿剤でもいいですし、皮膚科で処方してもらうこともできます。

ただし、乾燥している皮膚をスポンジやナイロンタオルなどでごしごしこすって洗ったり、石けんをたくさんつけたり、熱いお湯で洗ったりすると、皮脂が落ちすぎてさらに乾燥します。
石けんの泡を少量つけて手で優しく洗い、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。

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