気になる症状と病気

熱性けいれん

先日、夜中に熱性けいれんをおこし、坐薬を使いました。とても焦ってしまったのですが、どのように対処するのが正しいのでしょうか。

回答者

皆川 恵子
めぐみクリニック院長

熱性けいれんとは、通常38℃以上の発熱に伴って起こる乳幼児期のけいれんをいいます。
通常は6カ月から6歳までに多く見られ、わが国では、子どもの7~8%に発症するといわれております。

多くは左右対称性に四肢を硬くピクピクさせるけいれんで、発作は15分以内におさまります。
発作後の意識回復も速やかで、後遺症が残らないのも大きな特徴です。熱性けいれんを起こした子どものうち、60~70%は生涯1回しか発作を発症せず、後にてんかんになる確率は2~5%といわれておりますので、過度な心配は不要です。

熱性けいれんを起こした場合には、周りにいる両親が慌てないことが重要です。
子どもの衣服を緩めて横にし、呼吸をしやすい環境をつくってあげます。
子どもが舌を噛むことを心配して、口に指や割り箸を入れることはかえって危険ですので、必要ありません。

体をピクピクさせるけいれんが終わると、子どもは眠ったようにぐったりします。
その後、名前を呼んだりして十分に意識が戻ったことを確認してから、水分を少量から飲ませてください。
意識が十分に戻らない状態で水分を与えると、誤飲する危険がありますので注意が必要です。

熱性けいれんは、子どもによく見られる症状で心配はないのですが、けいれんが15分以上続いたり、一晩にくり返して起こる場合は注意を要します。
髄膜炎やてんかんの重積発作の可能性があるので、夜間であっても緊急受診が必要となります。

熱性けいれんに対する不安を解消するためには、普段から小児科のかかりつけ医とよく相談しておくことが大切です。

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