セルフケアと生活習慣

頭じらみ

家も近く、よく一緒に遊んでいる友だちに頭じらみが見つかりました。うつるのではと不安です。予防法はありますか? もしかゆがったりしたら皮膚科に行ったほうがよいでしょうか? また大人にもうつりませんか?

回答者

馬場 直子
神奈川県立こども医療センター皮膚科部長

頭じらみは、おもに保育園児や小学生の子どもたちの間で集団発生します。
人の毛髪に寄生し、頭皮に針状の口吻(くちばし)を突き刺して吸血するので頭皮にかゆみを生じます。
掻き壊して赤くなったり、丘疹ができて湿疹のようになったり、そこへ細菌が感染して化膿したりすることもあります。

頭じらみは、おもに髪に直接触れることや、ヘアブラシ、タオル、枕などを介して感染します。
最近、日本各地で頭じらみが増加しており、小学校低学年、幼稚園、保育園児とその母親に多く見られます。
長い髪の女児に多く、春から夏にかけてもっとも多く見られます。

予防法は、日頃から髪を清潔にすることにつきます。
髪は短めにし、毎日シャンプーできれいに洗髪し、目の細かいクシで丹念にすくことが予防につながります。
最近、専用の目の細かいクシが薬局などで市販されています。
水の中でシラミはしっかりと毛につかまる性質をもっているので、プールやお風呂の水でうつることはありません。
それよりも、脱衣場に落ちている髪の毛からうつることがあるので、脱衣かごやロッカーでは自分の衣類はビニール袋に入れたり、タオルやクシを人から借りて使ったりしないように気をつけます。

もし、お子さんが頭をかゆがったり、毛の付け根近くに白い卵様のものを見つけたら、すぐ皮膚科を受診して顕微鏡で確かめてもらいましょう。
頭じらみという診断が確定すれば、シラミの殺虫剤入りシャンプーで3日に1回、10分間以上かけて髪を洗い、これを4回ほど続ければ、たいてい完治します。
ただし、家族に同じ症状の人がいるときは、一緒に治療しましょう。

同時期によく見られている質問

戻る