乗り物・移動

妊婦とシートベルト

妊婦は自動車に乗るとき、シートベルトの着用はしなくてもよいとのことですが、やはり着用したほうがよいでしょうか。つけるとおなかをしめつけるため、かえってよくないという話も聞きます。

回答者

木村 好秀
日本保健医療大学客員教授

現在、自動車に乗る際にはシートベルトの着用が義務づけられております。
妊娠前半期まではシートベルトの着用もあまり問題ないと思いますが、妊娠後半期とくに妊娠8か月以降では妊娠子宮が著しく増大し、腹部が前方に突きだして胸を張って肩が後ろのほうになる姿勢になり、ハンドルが腹部に当たりハンドル操作が困難となりがちで、視界が狭くなる可能性があります。そのような状態でシートベルトを着用することは困難となり、通常の着用法は衝突など事故の際にむしろかえって危険となります。
そこで肩ベルトは両乳房の間を通し、腰ベルトは子宮の上を避けてなるべく下のほうで恥骨結合上で骨盤を支えるようにします。
シートベルトの着用は、本人を自動車事故から守ることが主な目的ですから、腹部を締めつけないようにベルトを上方にし、背もたれを調節してみましょう。原則としては妊娠末期には自動車の運転を避けるのが基本です。

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